お役立ちコラム
【米子市】築30年の家、建て替える?リフォーム?|全面リフォームの施工事例では500万円〜
朝晩の冷え込みが増してくる10月ごろになると、床の冷たさや窓まわりのすき間風が急に気になりはじめる方が多いようです。築30年前後の戸建てにお住まいのお宅では、「これだけ傷んでいるなら、いっそ建て替えたほうがいいのだろうか」という声が出てくるのも、このくらいの時期です。
とはいえ、建て替えは金額も手間も大きな決断です。かといって、直して住み続けたあとに「やっぱり建て替えればよかった」となるのも避けたいところでしょう。
この記事は、築30年前後の戸建てに長く住んでいて、この先も住み続けたいけれど、直して住むか建て替えるかで迷っている方に向けて、判断のものさしになる3つのポイントと、全面リフォームの施工事例をご紹介します。
建て替えと全面リフォーム、まずは違いを整理【米子市】
建て替えは、今の家を解体して新しく建てる方法です。全面リフォームは、柱や基礎などの骨組みを活かしながら、内装・設備・間取りを大きく作り替える方法です。どちらが優れているというより、お住まいの状態と土地の条件で向き不向きが決まります。
| 比べる視点 | 建て替え | 全面リフォーム |
|---|---|---|
| 工事の中身 | 解体して一から新築 | 骨組みを活かして作り替え |
| 間取りの自由度 | 高い | 構造次第(柱・壁の位置に制約) |
| 費用のかかり方 | 解体費・新築費・仮住まい費など | 工事の範囲によって幅が大きい |
| 土地の条件 | 建築基準法の制約を受ける | 建て替えできない土地でも可能な場合がある |
| 思い出・愛着 | 家は残らない | 今の家の良さを残せる |
※実際の可否や費用は、建物の状態や敷地の条件によって異なります。正確な内容は現地調査でご案内いたします。
判断のポイント1:耐震性と建物の傷み具合
最初に確かめたいのは、家の骨組みがこの先も使える状態かどうかです。ここが全面リフォームか建て替えかを分ける、いちばん大きな分かれ目になります。
築30年なら新耐震、でも安心しきれない理由
木造住宅の耐震基準は、1981年(昭和56年)6月に大きく変わりました。築30年前後(1990年代後半ごろの建築)であれば、新耐震基準で建てられている可能性が高い時期です。
ただし、木造については2000年にも、柱と土台をつなぐ金物や壁の配置に関する基準が強化されています。築年次によっては、その前の基準で建てられていることもあるため、築年数だけで「大丈夫」とは言い切れません。
床下・屋根裏・外壁の傷みを確かめる
骨組みの状態は、実際に天井裏や床下を見てみないと分かりません。土台や柱が湿気やシロアリで傷んでいる範囲が狭ければ全面リフォームで十分に直せますが、広範囲に及ぶ場合は補修だけで相当な費用がかかります。
耐震の診断については、自治体によっては診断や改修に補助制度を設けている場合もあります。お住まいの自治体の窓口で確認してみてください。
判断のポイント2:土地の条件(建て替えできる土地か)
意外と見落とされるのが、土地の条件です。建築基準法では、敷地が幅4m以上の道路に2m以上接していないと、原則として新しく家を建てることができません。
この条件を満たしていないと、今の家は建て替えができない「再建築不可」の土地になります。道路との位置関係によっては、建て替えると今より家が小さくなってしまうケースもあります。こうした土地では、全面リフォームが現実的な選択肢になります。まずは敷地の条件を確かめておくと、検討の幅が見えてきます。
ただし、再建築不可の土地では、柱や梁など構造に及ぶ大きな工事に建築確認が必要となる場合があり、できる工事の範囲が限られることもあります。まず現地と役所での確認が必要です。
判断のポイント3:費用とかかる期間の目安
建て替えには、新しい家の建築費のほかに、今の家の解体費、工事中の仮住まいや引っ越しの費用、各種の手続き費用がかかります。一般的に、トータルでは数千万円規模になることが多く、新築の規模や仕様によって大きく変わります。
全面リフォームは、工事の範囲によって金額が大きく変わるのが特徴です。当社の施工事例では、次のような費用・期間でした。
| 施工事例 | 工事内容 | 費用・工期 |
|---|---|---|
| N様邸(築31年) | 内部全面改修(水まわり・LDK・寝室の移動など) | 500万円・40日間 |
| S様邸 | フルリノベーション(柱が見える状態まで解体) | 1,220万円・4ヶ月 |
| U様邸(築30年) | リノベーション(内装一新・水まわりの移設) | 1,230万円・2.5ヶ月 |
※費用・工期は建物の状態や工事の範囲によって変わります。正確な金額・期間は現地調査でお見積りいたします。
工事の範囲や建物の状態によっては、建て替えより費用を抑えられる場合があります。ただし、骨組みの傷みが大きい場合は、リフォーム費用が建て替えに近づくこともあります。「リフォーム費用が新築費用に近くなるなら、建て替えたほうが得」という考え方も、ひとつの見方です。
築30年前後の全面リフォーム施工事例
実際にどこまで変わるのかが、いちばん気になるところだと思います。当社が手がけた2件の全面リフォームをご紹介します。
築31年、1階中心の暮らしへ(N様邸・500万円)


施工前 → 施工後(N様邸・築31年、内部全面改修/500万円・工期40日間)
寝室が2階にあり、家族の人数も変わったことから、階段の上り下りをしなくても暮らせる1階中心の生活を望まれたN様邸です。キッチンと浴室を今までと別の位置に新設して、寝室も1階へ移しました。16畳のLDKに生まれ変わり、冷蔵庫やレンジが手の届くところにあって料理がしやすくなったと喜んでいただけました。新しい位置に水まわりをつくったので、今までの設備を使いながら工事を進められる段取りでした。
柱が見える状態まで解体するフルリノベーション(S様邸・1,220万円)


解体後の骨組み → 施工後のLDK(S様邸、フルリノベーション/1,220万円・工期4ヶ月)
S様邸では、柱がむき出しになるまで解体したうえで、基礎の補強、給排水の新設、電気配線の一新を行いました。断熱材のなかった壁や天井にも断熱施工をしています。新築のような骨組みから整え直せるのは、全面リフォームのいいところです。あえて梁を見せて天井の高さを確保したLDKは、畳スペースもあって広々とした空間に仕上がりました。
もう一件、築30年のお住まいで建て替えかリノベーションかで迷われた末、費用と愛着のある家を残せる点からリノベーションを選ばれたU様邸の事例もあります。似た悩みの方はぜひご覧ください。

【実例紹介】築30年の家が見違えるリノベーション!ビフォーアフター
結局どっち?ケース別の考え方
ここまでの視点を、ご自宅の状況にあてはめてみてください。
全面リフォームが向いているケース
基礎や柱がしっかりしていて、傷みの中心が水まわりや内装、断熱の不足にある方には、全面リフォームが向いています。再建築不可などで建て替えが難しい土地の方(工事の範囲に制約が出る場合があります)や、今の家の雰囲気や愛着を残したい方、費用をできるだけ抑えたい方にもおすすめです。
建て替えが向いているケース
土台や柱の傷みが広い範囲に及んでいて補修費がかさむ場合や、耐震補強に大きな費用がかかる場合は、建て替えを検討する価値があります。敷地の使い方や間取りを根本から変えたい方にも、建て替えのほうが自由度は高くなります。
迷ったときの第一歩
迷ったら、いきなり決めずに現地で家の状態を見てもらうのが近道です。傷みの範囲が分かれば、全面リフォームでどこまで直せるのか、費用はどのくらいなのかが具体的に見えてきます。
築年数別の家の延命の考え方は築20年から考える「家の延命リフォーム」、二世帯化や増築まで含めて考えたい方は二世帯・増改築リフォームの費用相場の記事もあわせてご覧ください。
全面リフォーム後の暮らしの変化とよくある質問
N様邸では、工事の進み具合を見ながら、普段は見られない家の構造を知ることができて勉強になったというお声をいただきました。リビングの仕上がりを見て「とても便利になった」と喜ばれていたのが印象的でした。
株式会社松和建設は創業から50有余年、米子市エリアを中心に、築年数の経ったお住まいのご相談に対応してきました。建て替えか全面リフォームかで迷う段階から、一緒に考えます。
よくある質問
築何年を超えたら、建て替えを考えたほうがいいですか?
築年数だけでは決められません。骨組みの傷み具合や土地の条件、耐震性によって変わります。築30年を超えていても、骨組みが良好であれば全面リフォームで長く住める例は多くあります。まずは現地調査で状態を確認することをおすすめします。
全面リフォーム中も、住み続けられますか?
工事の範囲や進め方によって異なります。N様邸のように、新しい位置に設備を新設して、今の設備を使いながら進められる例もあります。仮住まいが必要かどうかは、お見積りの段階で工事の段取りとあわせてご相談ください。
全面リフォームで間取りも変えられますか?
変えられる場合が多いですが、取り除けない柱や壁がある場合は制約があります。N様邸では寝室を2階から1階へ移し、水まわりの位置も変えました。ご希望の間取りが実現できるかは、現地調査で骨組みを確認したうえでご案内します。
見積もりは無料ですか?
はい、現地調査とお見積りは無料です。米子市および境港市、西伯郡南部町・伯耆町、島根県安来市までお伺いします。既存設備の撤去・処分費もお見積りに含めてご提示します。
まとめ
当社の全面リフォームの施工事例は、500万円(工期40日間)から1,200万円台(工期2.5〜4ヶ月)まで、工事の範囲によって幅があります。
骨組みの状態・土地の条件・費用の3つを順に確かめていくと、建て替えと全面リフォームのどちらが合うかは、思ったよりはっきり見えてきます。住み慣れた家で、この先の暮らしをどう過ごしたいか。その答えに近いほうを、一緒に探してみませんか。まずは現地調査でお気軽にご相談ください。
あわせて読みたい関連コラム:中古住宅の購入とあわせてリノベーションをお考えの方は中古住宅を買ってリノベーション、何から手をつける?もご覧ください。