お役立ちコラム
【米子市】手すり設置・段差解消のバリアフリーリフォームで、家族みんなが安心できる住まいへ
先日、お客様のお母様が玄関の三和土(たたき)でつまずき、救急搬送されたというお話を伺いました。幸い骨折はなく打撲で済んだそうですが、「まさかうちの母がこんな小さな段差で」と、ご家族はしばらく落ち込んでおられたそうです。
実はこうした「まさか」の転倒事故、住み慣れた自宅で起きるケースが全体の約6割を占めるといわれています。手すりを一本足すだけで防げたかもしれない事故が、実際には数えきれないほど起きているのです。
「まだ大丈夫」が一番危ない、住まいの段差というリスク
バリアフリーというと、要介護認定を受けてから検討するものだと思われがちです。ですが、実際に工事のご相談をいただくタイミングで一番多いのは「まだ介護は必要ないけれど、最近つまずくことが増えた」という段階です。足腰が弱り始めた時期は、ご本人も「年のせい」と軽く考えて、家族に相談しないまま我慢していることが少なくありません。玄関の上がり框(あがりかまち)、浴室の洗い場と浴槽の縁、トイレの床の段差。どれも普段は気にならない数センチが、加齢とともに大きな壁に変わっていきます。
介護保険の住宅改修費支給制度について
要支援・要介護認定を受けている方であれば、介護保険の住宅改修費支給制度を使うことができます。手すりの取り付けや段差の解消などが対象工事にあたり、支給限度基準額20万円のうち、所得に応じて7〜9割が保険から給付される仕組みです。自己負担は数万円程度に収まることが多く、思っているよりハードルの低い制度です。米子市では市の窓口またはケアマネジャーを通じて事前申請が必要になりますので、工事着手前のご相談をおすすめしています。
玄関・浴室・トイレ、それぞれの段差解消工事
段差解消と一口に言っても、場所によって工事の中身はまったく異なります。ここでは特にご相談の多い3か所を、実際の工事内容に沿ってご紹介します。
▶ 玄関:上がり框を低くする・スロープを設ける
玄関は家の中でもっとも段差が大きくなりやすい場所です。上がり框の高さを踏み台の設置で緩和する方法もありますが、根本的に解消したい場合は框自体を造作し直し、床の高さを調整します。車いすやシルバーカーを使う方には、引き戸への交換とあわせて緩やかなスロープを設けるケースもあります。
▶ 浴室:洗い場と浴槽をまたぎやすい高さに
在来浴室からユニットバスへの交換にあわせて、洗い場と浴槽の縁の高さを見直します。またぎ高さを下げるだけでなく、浴槽内に立ち座り用のベンチを設けたり、滑りにくい床材に張り替えたりと、複数の対策を組み合わせるのが基本です。
▶ トイレ:床のかさ上げと開口部の見直し
和式トイレを洋式にリフォームする際は、床の段差もあわせて解消できるタイミングです。便器を交換するだけでなく、床全体をフラットにかさ上げし、出入り口の段差もなくすことで、介助が必要になったときの動線がぐっと楽になります。
手すり設置は「あとから」でも「最初から」でも
手すりの設置は、リフォームの中では比較的手軽な部類の工事です。壁の下地補強さえできていれば、廊下や階段、浴室、トイレなど、必要な場所に後付けで設置できます。とはいえ、壁の中に下地材が入っていない場合は、壁を一部解体して補強材を入れる必要があり、想像より手間がかかります。だからこそ、キッチンやトイレなど別の目的でリフォームをする際に、将来を見据えて下地だけ先に入れておくという選択をされる方も増えています。手すりそのものは数千円から設置できても、後から下地工事をやり直すとなると数万円単位の追加費用がかかるためです。
設置場所ごとに求められる強度も異なります。体重を大きくあずける浴室の手すりと、方向転換の補助に使う廊下の手すりでは、太さや取り付け角度の考え方が変わってきます。ご自宅の生活動線を実際に歩きながら、どこにどんな手すりが必要かを一緒に確認させていただくようにしています。
関連する施工事例
似た悩みを解決した実例をご紹介します。玄関の複数段差を解消し、車いすでも通れる広さとスロープを設けた事例です。玄関引き戸の取替とスロープ設置により、歩いて通る家族にもやさしい仕様になりました。
もう一件、和式タイル張りトイレを、段差なし・手すり付きの洋式トイレへ変更した事例もあわせてご紹介します。TOTO製の昇降便座(トイレリフト)もあわせて導入し、介護保険対応の福祉用具として使えるようにしています。
工事後、暮らしはどう変わるか
手すりと段差解消の工事を終えたお客様からよく聞くのは、「本人よりも家族が安心した」という言葉です。ご本人は最初のうちこそ「そんなに大げさにしなくても」とおっしゃることもあるのですが、実際に暮らし始めると、朝晩の着替えやトイレへの移動がスムーズになります。家族が付き添う回数も、自然と減っていきます。
転倒への不安が薄れることで、外出や趣味の活動にも前向きになったという声もいただきます。70代・米子市にお住まいの女性からは、「以前は夜中にトイレへ行くのが怖くて水分を控えていたのに、手すりを付けてからは安心して眠れるようになった」というお話も伺いました。
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 手すりの後付け(1箇所、下地補強含む) | 数千円〜数万円 |
| 玄関の段差解消+手すり設置 | 15万円〜40万円 |
| 浴室・トイレを含む本格的なバリアフリー化 | 60万円〜150万円 |
費用面では、玄関の段差解消と手すり設置をあわせた工事で15万円〜40万円程度、浴室やトイレを含めた本格的なバリアフリー化になると60万円〜150万円程度が目安です。工事範囲や既存の壁・床の状態によって幅が出るため、まずは現地を見せていただいたうえでお見積りをお出ししています。
よくあるご質問
Q. 親はまだ元気なのですが、今から相談してもいいですか?
A. もちろんです。むしろ元気なうちにご本人の希望を聞きながら計画したほうが、無理のない工事内容にまとまりやすいです。介護保険の申請は要介護認定後でないとできませんが、現地調査や工事内容のご提案は認定前からお受けしています。
Q. 賃貸ではなく持ち家ですが、工事中は生活できますか?
A. 手すり設置だけであれば数時間〜半日で完了します。段差解消を伴う工事の場合は、仮設のスロープや簡易トイレを用意するなど、生活への影響を最小限にする段取りをご提案します。
Q. 見積もりは無料ですか?
A. はい、現地調査とお見積りは無料で承っています。壁の下地状況や段差の寸法を確認したうえで、複数のプランをご提案します。
Q. 工事後の保証はありますか?
A. メーカーが定める製品保証に加えて、当社独自の施工保証もお付けしています。保証内容と期間は契約時に書面でご案内します。
まとめ・CTAの前に、あわせて読みたい関連コラムをご紹介します。
まとめ:小さな段差の解消が、家族の安心につながります
玄関の上がり框を数センチ低くする、廊下に手すりを一本つける。工事としては決して大掛かりではないものの、費用は数万円〜数十万円と範囲が広く、介護保険の住宅改修費を使えば自己負担をぐっと抑えられるケースも少なくありません。
何より、工事を終えたご家庭の多くが「もっと早くやればよかった」と口にされるのは、日々の移動が楽になるだけでなく、転倒への心配そのものが減っていくからだと感じています。ご実家の玄関や浴室に気になる段差がある方は、まず現状を見せていただくところから、一緒に考えさせてください。
創業から50年以上、地域のご家庭のリフォームに携わってきた経験をもとに、ご自宅の状態に合わせた工事範囲をご提案しています。

