お役立ちコラム
お風呂選びで失敗しないための4つのポイント

お風呂は毎日使う場所だからこそ、リフォーム後に「もっとこうすればよかった…」と後悔したくないですよね。
今回は、住宅リフォーム専門店として多くのお客様からご相談をいただいてきた経験をもとに、お風呂リフォームで失敗しないための4つのポイントをご紹介します。
生活スタイルに合わせたサイズや仕様を選ぶ
広い浴槽や最新機能に憧れる方は多いですが、実際のご家庭の入浴スタイルに合っているかが大切です。
ただ「広ければ良い」「最新が良い」ではなく、今の暮らし方+数年先のライフスタイルまで考えて選ぶことが失敗しないコツです。
シャワー派の方
毎日シャワー中心のご家庭なら、浴槽のサイズよりも「シャワーヘッドの位置」や「水はけの良い床」、「カウンター周りの収納」などを優先すると使いやすさが格段にアップします。
しっかり湯船に浸かりたい方
しっかり湯船に浸かりたい方は、「浴槽の深さ」や「背中がフィットする形状」「保温性の高い浴槽」を選ぶと快適さが変わります。
特に追い炊きの頻度を減らせる断熱浴槽は人気です。
お子様と一緒に入浴する方
お子様と一緒に入るご家庭は、浴槽内が広めのタイプや、洗い場が少し広いレイアウトを選ぶと毎日の入浴がスムーズになります。
将来を見据えたリフォームを考えている方
将来を見据えているなら、あえて大きすぎない浴槽にして「またぎやすさ」を優先する選び方も安心です。
お掃除のしやすさを重視する
「見た目」だけで選ぶと、掃除のたびに後悔することも…。
近年は、水はけの良い床材や汚れにくい浴槽コーティング、カビの発生を抑える換気システムなどが進化しています。
毎日のお手入れがラクになる工夫を取り入れることが、長く快適に使う秘訣です。
LIXIL:キレイサーモフロア
水はけがよく、皮脂汚れも落ちやすい特殊加工が施されています。
冷たさを感じにくいのも人気の理由です!
TOTO:お掃除ラクラクほっカラリ床
柔らかい踏み心地で断熱性もあり、さらに汚れにくいほっカラリ床。ひざをついても痛くない安心感があります。
Panasonic:スゴピカ浴槽・スゴピカカウンター
汚れにくい成分をしっかり練り込んだ有機ガラス系素材なので、おそうじラクラク!
表面がとてもなめらかです。
断熱性能をチェックする
冬場のお風呂の「寒さ」は、想像以上にストレスになるだけでなく、急激な温度差によるヒートショックの原因にもなります。特に築年数が経っている住宅では、タイル張りの浴室など「冷えるお風呂」に悩まされているケースも多くみられます。
最新のシステムバスは、浴室まるごと断熱仕様や浴槽自体の断熱機能が進化しており、光熱費の削減にもつながります。
リフォームするなら「快適さ」と「省エネ」を両立できる断熱性能は必ずチェックしましょう。
TOTO:魔法びん浴槽
浴槽を断熱材で包み込むことで、4時間たってもお湯の温度が2.5℃しか下がらない高い保温力を実現。
追い焚きの回数を減らせるので、光熱費の節約にもつながります。
LIXIL:サーモバスS
ダブル保温構造で、湯温が冷めにくい浴槽。
さらに「キレイサーモフロア」と組み合わせることで、床の冷たさも軽減され、浴室全体があたたかく感じられます。
安全性を考慮する
お風呂は一日の疲れを癒す大切な場所ですが、同時に「家庭内で事故が起こりやすい場所」でもあります。
特に冬場は、ヒートショックによる健康被害や転倒によるケガが起こりやすいのが浴室。
小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭では、安全性を重視した設計が欠かせません。
滑りにくい床材
水や石けんで滑りやすい浴室の床は、転倒事故のリスクが高い場所です。
最近のシステムバスは、床表面に細かな凹凸加工が施されており、濡れていても滑りにくい仕様になっています。
段差の解消
在来工法の浴室では「洗面所から浴室への段差」が大きく、つまずきやすいケースが多くあります。
ユニットバスにリフォームすると、ほとんどのメーカーで「出入口の段差を5mm程度」に抑えられるので、車いすや歩行補助器具でも出入りしやすくなります。
手すりの設置
浴槽の出入りや立ち座りの動作をサポートしてくれるのが手すりです。
✅浴槽横の縦手すり → またぎやすく、出入りが安心
✅洗い場の横手すり → 立ち上がりを補助
✅出入口付近の手すり → 濡れた床での転倒防止に効果的
メーカーオプションで標準的に用意されていますが、将来の介護を見据えてリフォーム時に設置しておくと安心です。
温度差への配慮(ヒートショック対策)
お風呂での事故原因として特に注意したいのが「ヒートショック」です。
急激な温度変化によって血圧や脈拍が乱れ、失神や心筋梗塞、脳卒中を引き起こす危険があるため、高齢者を中心に毎年多くの事故が報告されています。
在来工法の浴室では「脱衣所は冷えているのに浴室内は急に暖かい」「浴槽のお湯が熱すぎる」といった温度差が生まれやすく、ヒートショックのリスクが高まります。
リフォームでは、この温度差をできるだけ小さくする工夫が重要です。
✅浴室暖房乾燥機の設置
✅断熱浴槽+断熱蓋の採用
✅脱衣室との温度差を減らす工夫
これらを組み合わせることで、ヒートショックリスクを大幅に減らすことができます。
安全性を考慮した浴室リフォームの施工事例はこちら👇
まとめ
お風呂リフォームは、毎日の暮らしの快適さに直結する大きな工事です。
ただ「新しくする」だけでなく、生活スタイル・掃除のしやすさ・断熱性能・安全性・将来の安心 といった多角的な視点で考えることが、失敗しない秘訣になります。
メーカーごとに特長も異なるため、実際にショールームで見て・触れて比較してみるのもおすすめです。
当店では、TOTO・LIXIL・Takarastandardなど主要メーカーの浴室商品を比較検討いただけるショールームをご用意し、専門店ならではの経験をもとに、お客様一人ひとりに合わせたプランをご提案いたします。
「そろそろお風呂をリフォームしたい」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください😊