お役立ちコラム
庇(ひさし)は後づけできる?メリット・デメリットと施工例をご紹介!

こんにちは!
住宅再生工房マツヤ(松和建設)です!
梅雨が明けても、夕立や台風などで雨が降ったり、日差しが強くて暑いシーズンになりました。
近年、デザイン性やコストの観点から、庇(ひさし)のない住宅が増加しています。しかし、後から庇を設置することで、住まいの快適性や機能性を大幅に向上させることが可能です。
今回は「庇のリフォーム」についてご紹介します。
庇(ひさし)とは?
庇とは、建物の窓やドアの上部に取り付けられる小さな屋根のことを指します。
雨や日差しを遮る役割を果たし、建物の劣化を防ぐ効果もあります。
また、デザイン性の高い庇を選ぶことで、外観のアクセントとしても活用できます。
庇のメリットは?
庇(ひさし)を取り付けることで、雨や直射日光を防ぎ、窓やドアまわりの劣化を抑えることができます。
特に雨の日でも窓を少し開けて換気ができたり、夏場は日差しを遮って室内の温度上昇を防いだりと、日々の暮らしに嬉しい効果がたくさん。
玄関や勝手口などに設置すれば、雨に濡れずに鍵の開け閉めができるなど、防犯や安全面のサポートにもつながります。
雨の日に窓を開けておける
窓を開けても、直接雨が吹き込むのを防いでくれるので、「換気のために窓を開けていて、急な雨が降ってきた」「梅雨の時期でも、風を通したい」というときでも、家の中が濡れません!
強い日差しをカットしてくれる
強い日差しをカットしてくれるので、室内温度の上昇を防ぎ、冷房費用の節約になります。
室内で遮光カーテンを利用するよりも外部で日差しを遮る方が効果的です。
また、強い日差しで家具や床の色あせを防ぎます。
雨宿りができる
雨の日、玄関で傘を畳んで入ったり、鍵を開けたりする時に濡れるのを防ぎます。
宅配の段ボールなども直接濡れないので、置き配もできますね!
外壁の汚れを防いでくれる
雨には排気ガス、ホコリ、泥などが含まれています。
この雨が窓に直接当たり、外壁を伝って流れると「黒い筋汚れ」が付いていることがあります。
特に排気ガスが溶け込んでいる場合、油性の汚れとなるため、簡単には落ちにくいです。
ただし、「窓庇」を設置することで、雨が直接窓に当たるのを防ぎ、雨に含まれる汚れから窓を守ることができます。
庇のデメリットは?
庇は便利な反面、いくつか気をつけたい点もあります。
後から取り付ける場合は、外壁の状態や取付位置によっては工事が難しいことも。また、材質やサイズ選びも大切です。さらに、庇の形や位置によっては室内の日当たりが悪くなることもあるため、事前にしっかり確認しておくのがおすすめです。
定期的な点検やお手入れも必要になります。
費用がかかる
庇をつけると、庇や塗料のコストがかかってきます。
屋根塗料のコストを抑えられるため、最近では庇がないお家も多いです。
劣化したままにすると雨漏りするリスク
庇を劣化したままにして腐食してしまうと、雨水が侵入して雨漏りの原因になってしまうことがあります。
定期的にメンテナンスを実施する必要があります。
必要以上に日差しをカットすると、室内が暗くなる場合も
日の当たりにくい場所に庇を設置したり、庇の奥行きが大きすぎたりして、必要以上に日差しをカットしてしまうと、室内が暗くなってしまうかもしれません。
日の当たる向きや奥行きを考慮する必要があります。
庇の後付けに関する注意点
1. 建ぺい率の確認
庇の設置により建物の建ぺい率が変動する場合があります。自治体の建築基準法を確認し、必要に応じて許可を取得することが必要です。
2. 施工業者の選定
庇の設置には専門的な知識と技術が求められます。
庇を後付けする場合は、外壁に穴を開けて庇を取り付けるため、適切な防水処理を行わないと雨漏りの原因となることがあります。信頼できる施工業者に依頼するようにしましょう。
住宅再生工房マツヤの庇リフォーム施工例
庇として、「テラス」を設置!雨・雪から洗濯物を守ります。
洗濯竿スペース上に庇としてテラスを設置したリフォームです。
急な雨や雪でも洗濯物が濡れたり、強い日差しからも守ってくれます。
まとめ
庇(ひさし)は、雨や日差しから家を守り、快適な暮らしをサポートしてくれる頼もしい存在です。後付けも可能で、窓や玄関まわりに取り付ければ、住まいの使い勝手がぐっと良くなります。ただし、設置場所や建物の状態によっては注意が必要な場合もあります。
庇リフォームを検討する際は、建築基準法や地方自治体の条例に従う必要があります。
もし、庇リフォームについてさらに詳しく知りたい方は、専門家に相談することをおすすめします。
マツヤでは、暮らしやすさとデザインのバランスを考えた庇のご提案も行っていますので、お気軽にご相談くださいね。