お役立ちコラム
雨どいのゆがみ・詰まりの原因とは?早めの点検で家を守る!

こんにちは!
住宅再生工房マツヤの山根です!
今回は、これから迎える梅雨のシーズンに向けて、少し地味だけど実はとても重要な「雨どい」についてご紹介します。
「雨どい」は、普段あまり意識しない部分かもしれませんが、実は家を守るうえで欠かせない存在です。
もし詰まりやゆがみをそのまま放置してしまうと、雨漏りや外壁の劣化、さらには家の基礎部分にまで悪影響が及ぶことも!
この記事では、雨どいのトラブル原因やチェック方法、そして効果的な対策まで、知っておきたいポイントをわかりやすく解説していきます!
雨どいの役割って?
「雨どい」は、屋根に降った雨水をスムーズに地面に流してくれます。
雨水が外壁に直接当たるのを防ぎ、お家の寿命を長く保つのに役立ちます。
また、塗装のはがれやカビの発生、シロアリの被害なども防ぎます。
でも、もし雨どいが詰まっていたら…
- 水があふれる
- 壁や窓に伝って水が流れる
- 外壁の塗装が剥がれる
- 水が溜まって重さでたわむ、割れる
雨樋の劣化をそのままにしておくと、大きなリフォーム費用につながることもあります。
雨どいの詰まりやゆがみ、どうして起こる?
雨どいのトラブルには主に次の原因があります。
落ち葉やゴミの蓄積
水の流れが悪くなり、詰まりの原因になります。放置してるとカチカチに詰まってしまいます。
雪の重みや強風による変形
鳥取だと雪や台風で雨どいが曲がったり外れたりも珍しくありません。
経年劣化や施工不良
古い雨どいは紫外線や熱で変色・たわみが出ます。取り付け金具が緩んでる場合も。
鳥の巣・虫の巣の混入
軒の部分は意外と巣作りされやすい!
ご自宅の雨どい、セルフチェックしてみよう!
以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
✅ 雨の日に、雨どいから水があふれていないか?
✅ 雨どいの途中で「たわみ」や「外れ」がないか?
✅ 外壁に水が垂れてシミになっていないか?
✅ 雨どいの下にコケやカビができていないか?
✅ 落ち葉やゴミが溜まっていないか?
ちょっとでも「あれ?」と思ったら、早めの点検・掃除がオススメです。
高い場所にあるから危険もあるし、自分でのチェックが難しいときは、プロにお任せしましょう!
雨どいトラブルを防ぐには?
雨どいは詰まりや破損が起こると、雨水がうまく流れず建物にダメージを与える原因にもなります。
そんなトラブルを未然に防ぐためのポイントをご紹介します。
定期的な点検と掃除(年1~2回が理想)
雨どいの中に落ち葉や泥がたまると、水があふれてしまう原因になります。
年に1~2回を目安に、点検と掃除を行うのが理想的です。
特に秋の終わりや春先、台風など強風が吹いた後などは、落ち葉やゴミがたまりやすいので、注意が必要です。
落ち葉避けネットの設置
雨どいに落ち葉が入りにくくなる「落ち葉避けネット」を設置すると、掃除の頻度を減らすことができます。
ネットがしっかり落ち葉やゴミをブロックしてくれるので、詰まりやあふれを防ぐのに効果的です。また、降雪地域では雪による雨どいの破損リスクを減らすことが出来ます。
メンテナンスの手間を減らしたい方におすすめの対策です。
固定金具やつなぎ目の補強
雨どいを支える固定金具や、パイプのつなぎ目がゆるんでいると、雨水が漏れたり、最悪の場合は雨どい自体が落下してしまうことも。
ときどき目視で確認し、グラつきやズレがないかをチェックしましょう。
必要に応じて補強や交換を行うことで、トラブルを未然に防げます。
変形・劣化がある場合は早めに交換!
紫外線や風雨にさらされている雨どいは、年月とともに劣化していきます。
雨樋の寿命は一般的に約20年程度とされています。
ひび割れや変形、水漏れが見られる場合は、早めに交換することが大切です。
放置していると、外壁やお家の基礎にまで影響が及ぶ可能性もあるため、異変を見つけたら早めに交換しましょう。
マツヤで雨樋修繕した事例の紹介
米子市のO様邸の雨樋修繕の事例を紹介します。
雨樋を長年使用していたため、じょうごが外れていたり、軒樋の勾配がうまく取れていなかったりと、大雨のたびに水があふれてしまう状態だったようです。雨樋は、セキスイ「丸トップRV105」 「たてとい 丸トップUT60」を取り付けました。
雨が降ってもスムーズに流れるようになり、あふれる心配もなくなり、おうち全体がぐっときれいに見えるようになりました!
BEFORE
AFTER
火災保険で雨樋を修理できるかも?
実は、台風や強風、積雪や雹などの自然災害で壊れてしまった雨どいは、火災保険を使って修理できる場合があります。
「雨どいの修理に保険が使えるなんて知らなかった!」という方も多いですが、条件を満たせば保険が適用されるケースも少なくありません。
まずは被害の状況を確認し、保険会社や専門業者に相談してみるのがおすすめです。
まとめ
雨どいは、屋根に降った雨水をスムーズに地面へ流し、外壁や基礎を守ってくれる大切な存在です。
でも、落ち葉の詰まりや風雪によるゆがみで水があふれると、外壁の汚れや劣化、場合によっては大がかりな修理が必要になることも。
そんなトラブルを防ぐには、年に1〜2回の点検と掃除が効果的です。落ち葉避けネットの設置や、金具のゆるみチェックもおすすめ。ひび割れや変形がある場合は、早めの交換を検討しましょう。
また、自然災害による破損は火災保険が使えることもあるので、気になるときは専門業者や保険会社に相談を。
「ちょっと変かも?」と感じたら、早めの対応が安心につながります!
「自分では確認が難しい」「ちょっと心配かも…」と感じたら、お気軽にご相談ください。