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大規模改修・蔵修繕 その3
こんにちは、布留です。
今日は「大規模改修・蔵修繕 その3」をご紹介します。
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壁土の中塗りが終わり十分な乾燥期間を取ったうえで、いよいよシックイの下地塗りの開始です。
土壁の中塗りの上に、下地モルタルを塗り込んでいきます。
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シックイ下地の専用モルタルを塗り、ネットを張り込みます。
下地の割れを抑え強度を上げると共に、シックイの付着力を増します。
これで下地が終了し、仕上がりの姿が現れました。
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最終工程の本シックイ塗り作業開始です。
軒先、ケラバは3段とR面があり手間のかかる作業となります。
下屋との取り合い部は、のし瓦の水切りを仕上げてから壁塗りに入ります。
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ここまででシックイ塗りがほぼ終了し、残りはクラック等の補修となります。
左官工事に着手してから2ヶ月半。
残すは外壁の焼杉板張替えと樋の掛替となります。
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木工事
既設杉板を撤去、下地を補強し透湿防水シートを張ります。
その上に焼杉板を張っていきます。
取合う漆喰を壊さないように慎重に張ります。
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大工3人掛かりで張り付け完了です。
最後にコーナーの見切りを取り付けます。
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いよいよ工事の締めくくり樋を取り付けます。
受け金物は特注品、軒鼻に打ち込んで固定します。
樋はステンレス芯でいぶし銅を使いました。
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これで全ての作業工程が完了。
全体をチェックし、足場の解体の準備をします。
4ヶ月の工程を無事に終えて完成となりました。
作業に携わった協力業者の皆さん、有難うございました。
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