スタッフブログ
外壁の改修工事が始まりました。
米子市内にある1棟4世帯のよく見かけるタイプのアパートです。
経年による劣化が進み、外壁そのものが傷んでいました。特に北側の面はクラックも発生しており、軒裏天井など剥落しており、クラックの隙間や伸縮目地のシーリングが縁切れしている部分から雨水が浸入しているように感じました。
全体をチェックし、悪い部分を張替てから全体を塗り替えることになりました。
まずはグルっと全体に作業足場を組立ます。作業員が入場する前に安全かどうか現場責任者の私自身が確認します。
自ら事故を起こさないように服装チェック!
「服装ヨシ!」「ヘルメットヨシ!」「安全帯ヨシ!」
最近、事務職が多く、現場へ出ることが少なかったため、久々にのびのびと現場へ出れた喜びが隠し切れないこの笑顔・・・やっぱり暑くても現場が大好きです。
作業足場のチェックが終わり、作業開始です。
北側の外壁を張り替えるため、既存の壁を剥がし取ります。
予想以上に痛みが激しく、手で引っ張るだけでちぎれるくらいでした。
やはり、予想通りの結果でした。
外壁の裏には防水紙が張ってありますが全体が湿気っており、雨水が浸入していました。
防水紙の表面を触っていくと下地の状態が分かります。
ゴボッとへこむ箇所があり、防水紙を破って中を確認してみると「なんてことでしょう!」構造部の重要な仕口部分が腐れてしまっており、指で触るだけでボロボロとれていきます。
外壁の伸縮目地に切れ目が入り、しばらく放っておくとこういう結果になります。
構造材を取り替えることは出来ませんので壁全体を構造用合板で補強しました。
そして透湿性の防水シートを張り、これで雨が降っても安心です。
新しい防火サイディングを一面に張り上げていきます。
1枚が20kg以上あるので3人がかりです。
そして木部が露出していた部分と剥落していた窓庇はガルバリウム鋼板でカバーリングしました。
雨樋もすべて付け替えです。大雪が降っても重さに耐えれるように樋受金物を細かく取り付けました。
そして張り替えなかった外壁部分は高圧洗浄機で汚れを落とし、古い剥がれかけていた塗膜を除去しました。
洗っている職人さんもびしょ濡れになるほど勢いがあり、その姿を撮影している私もパンツがスケルトンになるくらいびしょびしょになりました。
剥がれそうなものは全て洗い飛ばしたら次は手作業で窓廻りと軒裏部分の伸縮目地シール材を取り除いていきます。
取り除いた部分にサイディング専用のシール材を充填して仕上げます。
これで塗装前の下地工程が完了しました。
ここまでの下地処理の完了検査をしていくと陽田町上空3m付近のパイプフードに何かが付着しているのを確認しました。
それはなんとカエルです。
どうやってここまで来たのでしょうか・・・?
カエルは苦手なのでそっとしておきました。
下地処理は塗装工程に入ってから大事な工程がもう一つあります。
住宅再生工房マツヤのイチオシ!日本ペイントの「パーフェクトサーフ」です。これを下塗りに使います。
張り替えていない外壁も傷んでいましたので「パーフェクトサーフ」で細かな傷や穴を埋めていきます。その材料をチェックしているところです。しかし、いい顔してますねぇ・・・いきいきしてますよねぇ・・・やっぱり現場が好きなんでしょうねぇ(笑)
オオッと待った!その前に大事なことが!
そうです「養生」ですね!塗料が飛び散って汚れないように、しっかりとビニールシートでカバーします。
完成予想です。
白色をベースに上部を黒色で包み込み、存在感が十分なデザインです。
そのモノクロに天井部分のオレンジが混ざることで都会的な雰囲気になります。
完成予定は7月下旬!
暑さも湿度も増し、夏本番になります。
熱中症にならないように十分な水分と高血圧症に注意しながら塩を舐めて頑張りま~す。