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公共工事の準備作業とは
こんにちは門脇です。我が家では朝起きると鳥の鳴き声が賑やかになって来ました。まだまだ寒いですけど春も間近ですね。そろそろシーズンinになりそうなので鈍った体を鍛えなければ‼
さて、本日より米子市内の中学校で工事が始まりました。
まずは準備作業として近隣の方に米子市指定の工事看板を設置して公開します。これには工事情報板の他に労災保険の加入・建設業退職金共済制度の加入・施工に必要な業種の許可を証明する標示板が取り付けてあります。

次に実際の工事場所で現状のVOC測定を行います。これは床や壁に使われる建材や塗料、接着剤などに多くの化学物質が含まれており、代表的なものでホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどがあり、現代の大きな社会問題になっている「シックハウス症候群」の原因と指摘されています。リフォーム完成後に「目がチカチカする」「頭やのどが痛い」「めまいや吐き気がする」などの症状が出て、体の調子が悪くなる病気です。
現状、省エネ対策により高気密・高断熱化により部屋などの隙間が無くなり、部屋の中が化学物質で充満している可能性があります。無色透明で目視出来ないので専門の検査機関でサンプリングして分析し証明します。工事着手前と工事完了後にホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、アセトアルデヒドの6物質の室内濃度測定し環境の変化を観察します。



最初に30分以上窓を開けて十分に換気します。そして部屋の開口部を閉鎖して5時間ほど密閉状態にし、専用機材を設置して24時間放置してからサンプリングします。

この作業を工事完成後に行い、結果を比較する予定です。
快適な部屋で勉強して頂けるように建築資材をひとつ々チェックして期限までに仕上げていきたいと思います。