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【 西日本各地で突風被害 】
年明けの1月8日(水)西日本各地で突風被害に見舞われました。境港では午前11時頃に風速20m以上の突風が吹き、多くの被害が確認されました。
ここは「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な観光スポットのJR境港駅「通称:鬼太郎駅」の目の前にある海鮮料理店で境港の新鮮なお魚を求めて、平日でも多くの人で賑わっています。その施設の中に天気の良いに建物の外に出て飲食できるテラスコートがあり、雨除けの屋根が風にあおられて50m先まで飛んでしまいました。





幸い、人的被害はなく隣家の雨樋の一部が壊れただけでした。緊急事態ですので職人全員を連れて出動!取り急ぎ、飛ばされた屋根を細かく解体し、近隣を一軒々廻り、破片を採集して歩きました。そして一部残った屋根が飛ばされないように応急処置をして終了しました。
この度は風害に伴う屋根の原形復旧ですので火災保険が適用されます。審査期間を待ち、ようやくGOサインが出ました。
資材を搬入して準備完了! まずは一部残った屋根を取り除きます。この際に気が付いたのが、屋根の下地材が針金で固定されていたという事です。海から300mも離れていない場所ですので、塩害による経年劣化で錆びてしまい、いつ切れてもおかしくない状況でした。
この度は、下地材の形状を大きくし専用の固定金具(タルキ止めクランプ)を使い緊結しました。そして亜鉛メッキでコートされた波板を専用のビスで固定して完了です。







近年では各地で異常気象による被害が多く発生しています。「いつ」「どこで」天候が急変するか分かりませんので、その時に備えて今一度、建物の現状を確認しておかれることをお勧め致します。弊社では既存住宅状況調査技術者・耐震設計施工技術者・外壁診断士の資格を取得した建築士が依頼者のお宅に伺って建物診断を行っております。お役に立てるように皆様からの御連絡をお待ちしております。